TOEIC®対策：現在形（Present Simple）コース

1. 現在形（Present Simple）の形

1.1 一般動詞の現在形（Present Simple）の作り方

学生がよく間違えるポイント

• 肯定文の he / she / it には主語に必ず**-s**を付ける必要があります（助動詞を除くすべての動詞は3人称単数で-sを付けます）。
  • She read : She reads
• 疑問文や否定文では、he / she / it の動詞に -s を付けてはいけません。
  • Does she reads : Does she read
• フランス語とは逆に、英語では they には -s を付けません。he / she / it のみが対象です。
  • They reads : They read

💡 助動詞 do / does（動詞DO「する」と混同しないこと）は「ダミー助動詞（dummy auxiliary）」です。構文上必要ですが、単独では意味を持ちません。

🚧 例外: 助動詞 do / does は強調表現として使われることがあります：I do appreciate your help.（私はあなたの助けを本当に感謝しています。）

1.2 BE（be動詞）と HAVE（have動詞）の現在形（Present Simple）の作り方

1.2.1 BE（be動詞）の形

💡 be動詞には助動詞 do / does を使う必要はありません。

🇫🇷 例外: フランス語で「avoir（持つ）」を使う表現は、英語では「BE（be動詞）」になることがあります： She has 43 years old : She is 43 years old（彼女は43歳です）

• 文頭の「il y a」（または「vous avez」）は、英語では「there is / there are」となります：
  • There is a black cat on the sidewalk - 歩道に黒い猫がいます
• フランス語の「c'est」や「ce sont」は、英語では「It is」や「They are」となります。
  • It is on your right - それはあなたの右側にあります

1.2.2 HAVE（have動詞）の形

💡 「be動詞」とは異なり、「have動詞」では疑問文・否定文を作る際に「do」を使う必要があります。

2. 現在形（Present Simple）の使い方

2.1. 一般的・恒常的な状況

現在形（Present Simple）は、一般的・恒久的な状況や動作を話すときに使われます。つまり、動作が定期的に起こるか、いつ起こるかわからない場合、そして終わりが決まっていない動作の場合です。

• The sun rises in the east : 恒常的な状況（太陽は毎日東から昇る）
• I like swimming : 恒常的な状況（私は泳ぐのが好きで、これはしばらく変わりそうにない）

2.2. 習慣的な動作・ルーティン

現在形（Present Simple）は、よく行う行動やルーティンを表す時にも使われます。この時は頻度を示すAdverb（副詞）of Frequencyがよく使われます。

ルーティンの例：

• She wakes up at 6am every day
• They always eat dinner together as a family at 7pm

習慣的な動作：

• The sun rises in the east and sets in the west every day.

頻度副詞（Adverbs of Frequency）

頻度副詞は現在形（Present Simple）とほぼ常に一緒に使われます。TOEIC®でよく出てくる頻度副詞です：

• always（いつも）
• occasionally（時々）
• rarely / seldom*（めったに〜しない）
• usually（通常、たいてい）
• hardly ever（ほとんどしない）
• often（しばしば）
• sometimes（時々）
• never（決して〜しない）

💡 頻度副詞 always は、現在進行形（Present Continuous）でも使われることがあります（後ほど説明します）

頻度副詞を置く場所は？

• 主動詞の前：She often visits her grandparents.
• 助動詞の後：We can usually meet during the afternoon.

2.3. 既知の事実・普遍的な真理

現在形（Present Simple）は、科学的事実や広く知られた事実を述べる場合にも使われます。これは普遍的で永久の真理と考えられ、時間によって変わらないものです。

• The Earth revolves around the Sun
• Gravity pulls objects towards the center of the Earth

2.4. 時刻・スケジュール・予定されたイベント

現在形（Present Simple）は、時刻やスケジュール（列車の時刻、授業の予定、一日の流れ等）を話すときにも使えます。未来の予定やイベントにも使うことがあります。

• The train leaves at 9 o'clock：この表現は「その列車は（未来に）9時に出発する」という意味になります
• The movie starts at 8pm：これは「映画は20時に始まる」という意味です

現在形（Present Simple）は、定期的・決まった時間の動作を表すときに使います。 例えば、「The train leaves at 9 o'clock」は「その列車は未来に9時に出発する」という意味にも、「毎日9時に出発する」という意味にもなります。

結論

現在形（Present Simple）をもっと詳しく知り、TOEIC®で使いこなせるようになりたい方は、以下の記事もおすすめします：

1. TOEIC®のための現在形（Present）- 概要
2. TOEIC®のための現在進行形（Present Continuous）
3. TOEIC®のための現在形（Present Simple）VS現在進行形（Present Continuous）