英語の現在形（Present Simple）と現在進行形（Present Continuous）講座 - TOEIC®対策
英語の現在形（Present Simple）と現在進行形（Present Continuous）を正しく使い分けることは、特にTOEIC®本番の日において非常に重要です。
PART-5のセクションでは、これら2つの時制のどちらかを選ばなければならない場面が頻繁に出てきます。
1. 全体的な比較
A. ルーティン vs 現在の瞬間
| 英文例 | 解説 |
|---|---|
| Sandra teaches English at a high school. She prepares lessons and grades papers every day. | Sandraの日常的な活動について説明しています。every dayは習慣であることを示しており、ルーティンの話です。 |
| Right now, Sandra is reviewing a student's essay. She is sitting at her desk in the classroom. | ここではSandraが今まさに行っている動作を描写しています（right nowがそのヒントです）。 |
B. 一般的な活動 vs 現在進行中のプロジェクト
| 英文例 | 解説 |
|---|---|
| She writes articles for a popular science magazine. They explore innovative technologies and scientific breakthroughs. | これは彼女の日常業務について、一般的な活動を述べています。 |
| Currently, she is writing a feature on renewable energy solutions for a special edition focusing on environmental sustainability. | 今取り組んでいる特定のプロジェクトについて話しています。 |
C. 事実 vs ゆっくりとした変化
| 英文例 | 解説 |
|---|---|
| Generally, high temperatures cause increased energy consumption. | これは常に成り立つ一般的な事実です（generallyから普遍的なルールであることが分かります）。 |
| Currently, a heatwave is causing a significant rise in electricity demand. | currentlyが示す通り、これは今起こっている（しかし数日にわたる）ゆっくりとした変化です。 |
D. 永続的な状態 vs 一時的な状態
| 英文例 | 解説 |
|---|---|
| Maria manages the customer service department. | これは常に真実であり、彼女の日々の業務内容です。 |
| Currently, I am managing the customer service department while Maria is on maternity leave. | currentlyやwhileによって、これは一時的な状況であることが示されています。 |
2. 状態動詞（Stative Verbs）
いくつかの動詞は、動作ではなく「状態」を表します。
基本的に、これらは現在進行形（Present Continuous）では使いません（状態動詞は「行動」を表さないため）。
2.1. 思考を表す動詞
- believe (信じる)
- doubt (疑う)
- guess (推測する)
- imagine (想像する)
- know (知っている)
- realize (気づく)
- suppose (〜と思う)
- understand (理解する)
- agree (同意する)
- advise (助言する)
- forget (忘れる)
- mean (意味する)
- recognize (認識する)
- remember (覚えている)
- think (考える)
例文
- I believe you are right.
- Do you think I should leave?
例外
🚧 What are you thinking about? I'm thinking about our last meeting.
ここでは「think」が現在進行形で使われています。本来「think」は状態動詞で、現在進行形では通常使われません。
しかし、「think」に「今まさに考えている」という「動作的」な意味があるとき、現在進行形で使うことができます。
2.2. 所有を表す動詞
- belong to (〜に属する)
- have（「所有する」という意味）
- own (所有する)
- possess (所有する)
例文
- The musician now owns six vintage guitars.
- The small cottage by the lake belongs to the Johnson family.
- The library has a rare edition of Shakespeare's works.
例外
haveが名詞の直後に来て「動作」を表す場合、現在進行形で使うことができます。
Why is she not answering? She is having dinner.
2.3. 感情や気持ちを表す動詞
- dislike (好きではない)
- can't stand (我慢できない)
- hate (嫌う)
- like (好き)
- prefer (好む)
- love (大好き)
- want (欲しい)
- care (気にかける)
- feel (感じる)
- don't mind (気にしない)
- regret (後悔する)
- wish (願う)
例文
- She prefers water（これは一般的なことで、「私はこの水を今好きになっている」とは言いません。好きか嫌いかどちらかです）
- He likes this car
例外
-
これらの動詞の後に動詞がくる場合、2つ目の動詞は**-ing形**を使います。
She likes waking up early on weekdays.
-
現在進行形は一時的で強い感情を表すときにも使えます。
I'm hating this weather!
2.4. 五感を表す動詞
- hear (聞こえる)
- smell (匂いがする)
- sound (〜に聞こえる)
- taste (味がする)
- see (見える)
- feel (感じる)
例文
- I can hear the birds singing early in the morning.
- The music sounds wonderful from over here.
例外
smell, taste, feel は現在進行形で使うことができますが、これは「今感じている」や「今まさに感覚を働かせている」ことを強調したいときです。つまり、これらの動詞が「動作」を表す場合です。
- I am smelling the Whiskey.
- Where is Amanda? She is not feeling well.
2.5. その他の状態動詞
- contain (含む)
- depend on (〜に依存する)
- include (含む)
- involve (含む)
- mean (意味する)
- measure (測る)
- weigh (重さがある)
- require (必要とする)
- cost (費用がかかる)
- consist (of) (〜で構成される)
- seem (〜のようだ)
- need (必要である)
- be (である)
例文
- This bottle contains exactly two liters of water.
- This symbol means peace in many cultures.
例外
通常と異なる行動や異常な変化を表現したいとき、「be」は現在進行形で使うことができます。
He's being unusually quiet in the meetings this week.
- いつもは積極的なのに、今週は特別に静かです
2.6. 例外
これらの動詞が通常と異なる意味で使われるとき、状態動詞でも現在進行形で使うことができます。これは一時的または進行中の性質を強調します。
- She sees the Eiffel Tower from her window
- これは通常の「see」の使用例（日常の状況）
- She is seeing someone new
- 今進行中の事柄を表す「see」の使用（現在進行形）
状態動詞の一覧はこちらから参照できます：
結論
TOEIC®で現在時制をマスターするために、次の関連講座もご覧ください：