TOEIC®対策:疑問代名詞の講座

疑問代名詞(英語では question words や wh-words)は、質問をするために使う単語です。これらを使って、話題の主語、目的語、理由、場所、方法などを詳しく聞くことができます。
英語の疑問代名詞は、通常**「wh-」**で始まる単語(How は例外)です。これらは以下の情報を得るために使います:
- 人(Who, Whom, Whose)
- 物や対象(What, Which)
- 理由(Why)
- 場所(Where)
- 時刻(When)
- 方法(How)
これらは直接疑問文(Who is calling?)や間接疑問文(I wonder who is calling - 私は誰が電話しているのか気になる)の導入に使われます。
1. Who - 「誰」
whoは、行動をする人の正体(主語)を尋ねるために使います。
- Who is at the door?
(誰がドアにいますか?) - Who wants to join me for lunch?
(誰が昼食に一緒に行きたいですか?) - Who called you last night?
(誰が昨夜あなたに電話しましたか?)
2. Whom - 「誰」または「誰に」 (フォーマルな文脈)
whomはwhoの目的格です。英語の現代語では、フォーマルな場面や前置詞の後(to whom, for whom, with whom)に使われます。日常会話では、しばしばwhomの代わりにwhoが使われます。
- Whom did you see at the party?
(パーティーで誰を見ましたか?) - To whom should I address this letter?
(この手紙は誰に宛てるべきですか?) - With whom are you going?
(誰と一緒に行きますか?)
3. Whose - 「誰の」/「誰に属する」
whoseは、何かの所有者を尋ねる時に使います。物、動物、その他の所有者を知りたい場合に使います。
- Whose book is this?
(これは誰の本ですか?) - Whose keys are on the table?
(テーブルの上の鍵は誰のものですか?) - Do you know whose car is blocking the driveway?
(車道をふさいでいる車が誰のものか知っていますか?)
Whom と whose の違い
whom(「誰」)は、フォーマルな場面で動作の受け手や前置詞の後(to whom, for whom, with whom)に使います。「him/her」(彼/彼女)で置き換えられるなら、それはwhomです。
- Whom did you see at the party?
(パーティーで誰を見ましたか?) - To whom should I speak?
(誰に話すべきですか?)
whose(「誰の」/「誰に属する」)は、所有者を尋ねる時に使います。所有関係を表します。「his/her/their」(彼の/彼女の/彼らの)で言い換えられるなら、それはwhoseです。
- Whose book is this?
(これは誰の本ですか?) - Do you know whose car is blocking the driveway?
(車道をふさいでいる車が誰のものか知っていますか?)
4. Which - 「どちら/どれ/どの中から」
whichは、選択肢が限られている複数の中から選ぶ時に使います。限られた選択肢がある場合に使います。
- Which color do you prefer: red or blue?
(赤と青、どちらの色が好きですか?) - Which seat would you like, front or back?
(前と後ろ、どちらの席が良いですか?) - Which of these candidates is the most qualified?
(これらの候補者の中で最も資格があるのは誰ですか?)
5. What - 「何/何を」
whatは、物事が何なのかを尋ねたり、情報を求めたりする時に使います。
- What are you doing?
(何をしていますか?) - What is your name?
(あなたの名前は何ですか?) - What kind of music do you like?
(どんな種類の音楽が好きですか?) - What happened yesterday?
(昨日何が起こりましたか?)
whatは、時にwhichと似た意味で使われることがあります(What movie do you want to watch? と Which movie do you want to watch?)。しかし一般的に、whatは選択肢が明確でない、より広い質問に使われます。
6. Why - 「なぜ」
whyは、行動や出来事の理由・原因を尋ねる時に使います。
- Why are you late?
(なぜ遅刻したのですか?) - Why did they cancel the meeting?
(なぜ彼らは会議をキャンセルしたのですか?) - Why is the sky blue?
(なぜ空は青いのですか?)
7. Where - 「どこ」
whereは、場所や位置を尋ねる時に使います。
- Where do you live?
(どこに住んでいますか?) - Where is the station?
(駅はどこですか?) - Where did you put my keys?
(私の鍵をどこに置きましたか?)
8. When - 「いつ」
whenは、時刻、日付、期間、タイミングを尋ねる時に使います。
- When is your birthday?
(あなたの誕生日はいつですか?) - When does the train leave?
(列車はいつ出発しますか?) - When are we meeting?
(私たちはいつ会いますか?)
9. How - 「どのように」
howは、方法ややり方を尋ねる時に使います。
- How do you make this cake?
(このケーキはどうやって作りますか?) - How did you get here?
(どうやってここに来ましたか?) - How can I solve this problem?
(この問題はどうやって解決できますか?)
howは、他の語と組み合わせて詳細を尋ねる時にも使います:
- How many(「いくつ」、数えられる名詞に使う)
- How many books do you have?
(本はいくつ持っていますか?)
- How many books do you have?
- How much(「どれくらい」、数えられない名詞や値段、時間に使う)
- How much money do you need?
(どのくらいお金が必要ですか?)
- How much money do you need?
- How often(「どのくらいの頻度で」)
- How often do you exercise?
(どのくらいの頻度で運動しますか?)
- How often do you exercise?
- How long(「どれくらいの期間」)
- How long have you been studying English?
(どれくらい英語を勉強していますか?)
- How long have you been studying English?
- How far(「どれくらい遠く」)
- How far is the airport from here?
(ここから空港までどれくらい遠いですか?)
- How far is the airport from here?
結論
疑問代名詞は、英語で適切な質問をするために不可欠です。話題について 誰、どこ、何、なぜ、いつ、どのように を尋ねるだけでなく、数量、期間、所有関係のニュアンスも表現できます。
- Who : 主語(行動者)を尋ねる。
- Whom : 目的語(動作の受け手、フォーマルな場面)を尋ねる。
- Whose : 所有者(誰のものか)を尋ねる。
- Which : 限られた選択肢から選ぶ。
- What : 物事全般やアイデアを尋ねる。
- Why : 理由を尋ねる。
- Where : 場所を尋ねる。
- When : 時間・タイミングを尋ねる。
- How : 方法や、そのバリエーションで数量、頻度、期間などを尋ねる。