TOEIC®準備のための現在形による未来表現コース
英語の現在形は、習慣的な行動や事実に使われるのが一般的ですが、特定の文脈では未来の出来事について述べるためにも用いられます。特に時刻表、スケジュール、またはあらかじめ決まっているイベントについて話すときに使われます。
1. 公式な時刻表・プログラム・カレンダーを話すときの現在形
現在形は、特にtimetables（交通機関の時刻表、映画やテレビのプログラム、授業のスケジュール等）に関連して、予定された未来を表すことができます。これはその出来事が計画されており、既に確立されたスケジュールの一部であるという発想が土台になっています。こういった出来事はすぐに変わるものではありません。
- The train leaves at 8:00 tomorrow morning.
(その電車は明日の朝8時に出発します。) - My flight departs next Monday at 6:15 a m.
(私のフライトは次の月曜日の午前6時15分に出発します。) - The movie starts at 7:30 pm.
(映画は午後7時30分に始まります。) - The conference begins on Tuesday.
(会議は火曜日に始まります。) - The shop opens at 9 am on weekdays.
(その店は平日の午前9時に開きます。)
現在形は一般的な事実、永久的な真実や習慣と結びつくことが多いですが、上記の文脈では確定した事実や未来の「固定された現実」を暗示しています。例えば、電車の時刻表は最終的に決まった情報であり、それは公式な予定です。
2. 時を示す従属節で未来を表す現在形
when、as soon as、after、before、if、unlessなどで導かれる従属節で未来の出来事を表す場合、willを使った未来形ではなく現在形がよく使われます。意味は未来ですが、英語では未来の出来事が従属節で述べられるとき、動詞は現在形になります。これは、未来を見越して述べているためです。
- I'll text you when I arrive at the office.
(オフィスに着いたらメッセージします。) - She will call you as soon as she finishes her meeting.
(彼女が会議を終えたらすぐに電話します。) - If it rains tomorrow, the match is canceled.
(もし明日雨が降れば、試合は中止です。) - We won’t start the presentation until everyone is here.
(全員が揃うまでプレゼンテーションは始めません。)
3. 「will」による未来表現と現在形による未来表現
Willは、予測、約束、その場での決断、申し出などによく使われます。
- I will help you clean the office.
一方、現在形を未来で使うときは、スケジュールやプログラム、計画済みの事実、そして多くの場合簡単には変更できない内容を示します。
- The show starts at 8 pm.
(公式なプログラムからの情報)
4. 「be going to」による未来表現と現在形による未来表現
Be going toはしばしば意図、計画、個人的な予定を表し、その行動が近い将来に実現しそうな明確な兆候がある場合によく使われます。
- I’m going to buy a new phone next week.
(来週新しい携帯を買うつもりです ― 個人的な意図や計画です。)
現在形が未来で使われるときは、スケジュールや外部の事情によって決まっていること、つまり**話し手の意思を超えた「決まった事実」**を表します。
- My flight leaves at 6:15 am.
(航空会社によって決められた出発時刻)
5. 現在進行形による未来表現と現在形による未来表現
現在進行形は、個人的なアレンジ、既に決定された予定、計画された未来の行動など、話し手や関係者によって決められた内容を表すときに使われます。
- I’m meeting Sarah tomorrow at 3 pm.
(明日午後3時にサラと会う予定です ― 当事者同士で決めた計画です。)
一方、現在形が未来で使われる場合は、公式な時刻表やスケジュールで決められた出来事など、個人的意思とは無関係な確定事項を表します。
- The train leaves at 7:00 am tomorrow.
(その電車は明日午前7時に出発します ― 事前に決められていて変更できません。)
ニュアンス ただし、状況によっては**両方の表現が使えます！**文全体の文脈に応じてどちらが適切か選びましょう。
- What time does the train leave? It leaves at 6 PM.
- What time does the train leave? It’s leaving at 6 PM.
ここで、現在形は固定された時刻を示し、現在進行形は直前の出発という印象を与えます。この場合、どちらもほぼ同じ意味になります。
結論
現在形による未来表現は、英語やTOEIC®でよく使われる未来の一形態です。しかし、他にも様々な未来表現がありますので、以下のコースでマスターしましょう：