TOEIC®対策:Preterit(過去形)とPast Perfect(過去完了)コース

過去の行動について話す際、二つのタイプの出来事を区別することが重要です。すなわち、単純に過去に完了した出来事(preterit / past simple)と、他の過去のある時点よりも前に起こった出来事(past perfect)です。この区別によって、時系列や因果関係を正確に表現できます。
- Preterit(past simpleと同じ):過去のある特定の時点で完了した行動に焦点を当て、その前に何があったかには触れません。
- Past Perfect:別の過去の出来事や過去のある時点より前に起こった行動を表します。
preteritとpast perfectを区別するためには、過去の行動の時系列の順序と関係性を考えることが重要です。
時系列の順序
- Preteritは、過去に行われて完了した動作を示し、前の行動への言及はありません。単なる過去の独立した事実です。
- They arrived at the station at 7 p.m.
(彼らは駅に7時に到着した。完了した事実です。)
- They arrived at the station at 7 p.m.
- Past Perfectは、ある出来事や過去の時点より前に起こった動作を示します。これは「過去のさらに過去」です。2つ目の行動や出来事が起こった時点で、最初の行動がすでに完了していたことを示します。
- By the time I reached the venue, the concert had already started.
(私が会場に到着した時、コンサートはすでに始まっていた。始まるという行動は到着より前です。)
- By the time I reached the venue, the concert had already started.
past perfectの例では、By the timeをWhenやAfterに置き換えることでニュアンスを変えることができます:
- After I reached the venue, I realized the concert had already started.
> 私が会場に着いた後、コンサートがすでに始まっていたことに気づいた。
_past perfect_とpreteritを同じ文で組み合わせることで、出来事の順序を明確にできます:
- When I discovered the typo, the article had already been published.
因果関係や前の状況
- Preteritは、単に過去の出来事を記述するために使われ、それ以前の原因や経緯は示しません。
- I hurt my foot yesterday.
(私は昨日足を痛めた - ただの事実です)
- I hurt my foot yesterday.
- Past Perfectは、因果関係や背景状況を強調し、何かが前に起きていたことを説明できます。
- I was late for work because I had missed the bus earlier.
(私は以前バスに乗り遅れたため、仕事に遅れた。)
- I was late for work because I had missed the bus earlier.
as soon as、when、before、by the timeなどの時を示す表現は、ある行動(past perfect)が別の行動(preterit)より前に完了したことを示します。
参照となる出来事の有無
- Preteritでは、過去の出来事自体が基準点となります。
- The meeting ended at 2 p.m. and everyone left.
(会議は14時に終わり、皆が帰った - 単純な出来事の流れです)
- The meeting ended at 2 p.m. and everyone left.
- Past Perfectでは、参照となる出来事より前の行動や事実との関係性を明確にします。
- When I arrived at the meeting room, everyone had already left.
(私が会議室に到着した時、すでに皆が帰っていた - 帰宅は到着より前です)
- When I arrived at the meeting room, everyone had already left.
Past Perfectでのforとsinceの使い方
Past Perfectは、forやsinceといった期間を示す表現と共に使われ、別の過去の出来事より前にどれくらいの間行動や状況が続いていたかを表します。
- We had only been living in that house for a year when the landlord decided to sell it.
(家主がその家を売ると決めた時、私たちはその家に住んでまだ1年しか経っていなかった。)
この構文は、preteritで表される出来事より前の期間に焦点を当てます。
まとめ
まとめると、preteritは第1段階の過去の事実(完了した行動や出来事)を表し、past perfectはそれ以前に起こったことや、状況の原因となった前の行動を強調します。もし、ある行動が_他の行動より前_に起こったことを特に説明する必要がなければ、preteritがもっとも簡単で適切な時制となります。まとめ:
- Preterit:過去の完了した主な出来事(The train left at 7 a.m.)。
- Past Perfect:他の過去の出来事より前に起こった行動や状況(By the time I arrived, the train had already left.)。
- これら2つの時制は、同じ文で使うことで**時系列(過去の過去)**をより明確に示せます。
- when, after, as soon as, by the timeといった接続詞で、出来事の順序を詳しく説明できます。
- forやsinceとともに_past perfect_(特に継続形)を使うことで、主要な出来事より前の期間を強調できます。
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