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助動詞を使った助言表現の講座 - TOEIC®対策

top-students.comの教師がチョークで黒板に英語の助言表現を説明しています。この講座はTOEIC®試験で高得点を目指すための専門講座です。

TOEIC®の対策には、英語で助言を表す助動詞の使い方をしっかり身につけることが重要です。英語では、「誰かに何かを勧める」または「励ます」ために使える表現がいくつかあります。最も一般的なのは、shouldought tohad betterです。他にも、couldmight want toのような表現は、より控えめな助言間接的なアドバイスを伝えるときにも使われます。


1. 「Should」で助言や推薦をする

A. 「Should」はいつ使う?

助動詞**「should」は、助言や提案をするために使います。何かの行動やアイデアを、状況において最良の選択肢だと薦めたいときに使いますが、厳しい義務を押し付けるものではありません「should」個人的にもビジネスシーンでも使え**、丁寧な印象を保ちます。

B. 「Shouldn't」はいつ使う?

助動詞「shouldn’t」(shouldの否定形)は、何かをしない方が良いと助言するときに使います。推奨されない行動や態度、あるいは望ましくない結果につながるかもしれないことを示します。「should」同様、shouldn’tも丁寧な表現で、押し付けがましくなく、「理想的でない行動は避けるべき」と示唆します。

C. 「Should」と「Shouldn’t」はどの時制で使う?

現在・近い未来に使う場合

shouldshouldn’tの主な用途は、現在や近い未来の状況で助言や提案をするときです。

過去について話す場合

should have + 過去分詞shouldn’t have + 過去分詞で、過去にすべきだったこと後悔・批判を表します。

2. 「Ought to」ーよりフォーマルな助言

準助動詞**「ought to」は、ほぼshould**と同じ意味ですが、よりフォーマルな印象を持ちます。一般的には、日常会話ではあまり使われません

3. 「Had better」ー警告を込めた強い助言

「had better」(省略形で**‘d better**)も助言を表しますが、shouldよりも緊急性や強調が強いです。時には警告的なニュアンスすら含み、この助言に従わないと否定的な結果が生じる可能性があることを示します。

日本語では**「~した方がいい」「~しないといけない」**のように訳されることが多いです。

4. 「Could」で控えめな提案

助動詞couldは、より軽く・間接的な提案やアイデアを示すときに使います。shouldほど強くなく、選択肢や可能性を示し、相手の自由を尊重したいときに便利です。

提案表現についてさらに知りたい方は、この記事を参考にしてください: 提案を表す助動詞

5. 「Might want to」ーやんわりとした助言

might want toは、非常にソフトかつ間接的な助言を伝えるときに使います。控えめに伝えたい場面や、押し付けがましくしたくないときにぴったりの表現です。相手の判断に委ねるニュアンスになります。

6. 「Why don’t you...?」ーアイデアの提案

Why don’t you...?は、会話でよく使われるアイデアや解決策の提案を表す修辞的な質問です。相手に何かを検討させたり、勧めたりするのに便利で、押し付け感なくやさしく提案できます

7. 「You’d be better off + V-ing / with something」ーより良い選択肢の提案

慣用表現You’d be better offは、**「何かをした方がより良い状況になる」**ことを示します。今の状況よりもベターな選択肢や代替案があると提案します。

You’d be better off + V-ing(動名詞)

You’d be better off + with something(名詞・名詞句)

結論

助動詞ごとに異なるニュアンスがあることをしっかり覚えておきましょう。should標準的な助言mightcouldより控えめな助言had better緊急性や重大な結果を強調する時に使います。

最も重要なのは、状況に合わせて適切な表現を選ぶことです。下のまとめ表で助動詞の使い方をしっかり覚え、よくあるミスを防ぎましょう!

助言を表す助動詞まとめ

表現使う場面例文
Should助言や提案をするときYou should eat more fruits and vegetables.

Should we leave now or wait a bit longer?
Shouldn’t何かをしない方が良いと助言するときYou shouldn’t worry so much about what people think.

They shouldn’t ignore safety instructions.
Should have / Shouldn’t have過去にすべきだったことや後悔・批判を表すときYou should have called me earlier.

He shouldn’t have spent so much money on that car.
Ought toよりフォーマルな場面で助言をするときYou ought to see a doctor if you keep feeling sick.

Ought she to call her boss now?
Had better強い助言や警告(緊急性・重大な結果を伴うことが多い)You’d better leave now if you don’t want to miss your flight.

He had better not forget his presentation.
Could控えめな提案や選択肢を示すときYou could talk to your manager about getting a raise.

You could try a different approach for this project.
Might want to非常に控えめで間接的な助言をするときYou might want to take a break if you feel tired.

They might want to consider hiring more staff.
Why don’t you...?修辞的な質問でアイデアや解決策を提案するときWhy don’t you join us for dinner tonight?

Why don’t you try calling customer service?
You’d be better offより良い状況や代替案を提案するときYou’d be better off spending your time on more productive tasks.

You’d be better off with a reliable car for long trips.

助言表現のポイント&よくあるミス

  1. 「to」が不要な動詞と混同しないこと
    • 注意:shouldought tohad bettercouldmight want toの後に動詞の原形を置きます(ought toは「to」込み)。
    • 誤り: You should to go. / 正しい: You should go.
  2. 「must」を「should」の代わりに使う誤り
    • Must強い義務必要性を表します。助言には向きません。命令的になりすぎます。
    • : You must finish this report by tonight.(ほぼ強制・義務)
    • 助言には: You should finish this report by tonight.
  3. 疑問文の形を間違えない
    • shouldの疑問形は: Should we wait here? であり Do we should wait here? ではありません
  4. 否定形の使い方
    • shouldの場合: You shouldn’t eat so much junk food.
    • had betterの場合: You had better not stay up too late.
  5. フォーマルとインフォーマルの違いに注意
    • had betteryou’d be better offフォーマルな場面では強すぎる場合があるshouldmight want toの方が丁寧。
    • You had better submit the report today.(フォーマルな場面では強すぎる)
    • You should submit the report today.(より丁寧で適切)
  6. 「Could」「Might」で控えめな助言
    • これらの助動詞は柔らかな助言押し付けがましくない提案に最適です。
    • You might want to review this document before sending it.
      (この書類を送る前にもう一度確認した方がいいかもしれません。)
    • You could try another method for this project.
      (このプロジェクトでは別の方法を試してみてもいいかもしれません。)

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